右側後輪が外れる重大事故
消費者庁によると事故発生日は平成23年11月3日。事故報告日は平成24年2月14日で車いすの事故の情報が公開された。内容は次のとおり。
当該製品に家人を乗せて押していたところ、当該製品の右側後輪が外れたため、傾いた当該製品を支えた際、負傷した。現在、原因を調査中。
(消費者庁/ニュースリリースより)
(消費者庁/ニュースリリースより)
事業者は、株式会社幸和製作所(輸入事業者)で型式は「B-31」となっている。
所有の車いすの確認を!
今回発表(2月17日)のうち、製品起因が疑われる事故は、ガス機器・石油機器に関する事で8件。その他で車いすが1件であった。
車いすに関してのみ画像の公開もあるので、型式とともに十分確認して、手持ちの同型はないか確認することが必要かと思われる。
消費者庁は留意事項として、
これらは消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく報告内容の概要であり、現時点において、調査等により事実関係が確認されたものではなく、事故原因等に関し、消費者庁として評価を行ったものではありません。本公表内容については、速報段階のものであり、今後の追加情報、事故調査の進展等により、変更又は削除される可能性があります。
(消費者庁/ニュースリリースより)としている。
この事故に関してのもう一つの問題点は、事業者が事故を確認したのが、1月18日であるのに実際に報告書の提出をした日が期限を超過していることだ。行政より事業者に対し厳重な注意がされた。
介護、福祉関係を扱う事業者は、高齢者の増加とともに多様化してきているが、扱う商品の商品テストなど十分に配慮が必要だ、電動車いすの事故も多く、国民生活センターにも車いすに関してのトラブルが報告されている。

消費者庁/ニュースリリース/消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120217kouhyou_2.pdf高知県/【情報提供】車椅子に関する重大製品事故について
http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/29/kurumaisujikojouhou.html国民生活センター/事例報告
http://www.kokusen.go.jp/retzsearch/search