介護・医療現場に介護ロボットを導入
さがみロボット産業特区である神奈川県が23日、社会福祉法人神奈川県リハビリテーション事業団と「介護ロボット普及推進センター事業に関する協定」を新たに締結したと発表しました。
本協定は、今後ますます高齢化が進む介護・医療現場で介護ロボットを導入し、治験としてリハビリなどに使ってその活用事例を蓄積。将来、介護・医療分野のスタッフの負担軽減や、利用者の生活の質の向上などにつながる介護ロボットの開発支援・普及促進を図る目的で締結されました。
導入予定の医療機関は、「神奈川リハビリテーション病院」「七沢リハビリテーション病院 脳血管センター」の県内2つの病院で、4月下旬から職員研修を行い、事業所への機器の導入は6月1日を予定しています。
歩行が困難な人の意思を反映し動くロボットスーツ
今回2つの病院に導入される機器はCYBERDYNE(サイバーダイン)株式会社が開発・販売するロボットスーツ「HAL(R)福祉用(以下、ハル)」で、運動疾患などで歩行や立ち座りが困難な人の「動こう」という意思を反映して動作する医療機器で、脚に装着して、トレーニングや歩行支援などに使われます。
編集部 つつみ さえこ

「介護ロボット普及推進センター事業に関する協定を新たに締結しました」神奈川県
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p650679.html「HAL(R)とは?」大和ハウス工業株式会社
http://www.daiwahouse.co.jp/robot/hal/