採取した二枚貝で食中毒に
いまがシーズンの潮干狩りですが先月28日、大阪市内でムラサキイガイなどを採取して食べた夫婦が、しびれなどの症状がでる食中毒を発症しました。
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今回、食中毒の原因となったムラサキイガイやアサリなどの二枚貝は、3月から9月にかけて餌となるプランクトンが原因で毒性を持つ貝毒になるケースがあり、人が貝毒を食べた場合には、手足がしびれるなどの他、下痢や嘔吐などの食中毒症状がでることがあります。
また、貝毒は熱に強い特徴を持っており、加熱調理でも分解されず、予防対策としては自身で採取して食べないことが大切です。
大阪府では引き続き貝毒の調査、情報提供を実施
大阪府の調査によると、大阪府沿岸などで採取した天然アサリや天然シジミ、大阪府海域で採取したアカガイやトリガイなどについても、国の規制値を超える貝毒が検出されており、安全性が確認されるまでは食べないように呼びかけています。
引き続き大阪府では、大阪湾の二枚貝の安全性を確認するため、定期的に貝毒検査を実施。規制値を超える貝毒が見つかった場合は、新聞やホームページなどを通して注意を呼びかけ情報提供を行います。
編集部 つつみ さえこ

「大阪湾の貝毒情報」大阪府
http://www.pref.osaka.jp/shokuhin/shokutyuudoku/kai.html