排泄管理に関する実態調査を実施
ユニ・チャーム株式会社が昨年8月、ケアマネジャーを対象に実施したアンケート調査を公開しました。
調査は、平成24年老人保健健康増進等事業、社団法人 全国国民健康保険診療施設協議会の「家族介護者の実態と支援方策に関する調査研究事業報告書」をもとに、家族介護者が最も困難と感じている「排泄介助」について、ケアマネジャーの対応や家族介護者の相談内容などの実態を明らかにするために実施されました。
調査は2012年8月に、ケアマネジャー業務に従事しているケアマネジャー500名を対象に、インターネットで「排泄管理」に関するアンケート調査を行われました。
排泄ケアについて、現場の実態は?
調査結果から、家族の相談内容が70%と最も多かったのが「認知症の方の排泄ケア」で、次いで「夜間の排泄ケア」が67%、「排泄介助の方法について」が52.2%でした。
また、「排泄に関する悩みや相談について、ケアマネジャーがどのようなサービスをケアプランに導入するか」というアンケートには、「福祉用具貸与」が64.6%、「特定福祉用具販売」が64.0%と、福祉用具貸与・販売のアドバイスが上位を占めました。
この他、「あなたが利用者・ご家族からの排泄に関する悩み相談に対してアドバイスを行う場合、適切なアドバイスをできる自信はどれだけありますか?」といったアンケートに、「非常に自信がある」と答えた項目は数%と少ない結果となりました。
編集部 つつみ さえこ

「ケアマネジャーへの排泄ケアに関する調査報告」ユニ・チャーム株式会社
http://www.unicharm.co.jp/company/news/