介護保険制度開始以来初めての7兆円突破
6月29日、「2010年度介護保険事業状況報告(年報)」が厚生労働省により発表され、利用者負担を除く2010年度の介護給付費が前年度に比べ5.6%増え、7兆2536億円になったことがわかりました。介護給付費が7兆円を突破したのは介護保険制度創設以来初めてです。
サービス受給者も500万人を超え、1人あたり給付費も増える
「2010年度介護保険事業状況報告(年報)」によれば、2010年度の第1号被保険者1人あたり給付費(介護給付・予防給付含む)は24万9000円で、21年度の23万8000円から11万6000円(4.9%)増えています。また、2010年度末時点での要介護・要支援認定者は506万人(前年比4.3%増)で、初めて500万人を超えました。サービス受給者も同様に増えており、1か月平均の受給者数は前年比5.1%増の413万人でした。

平成22年度 介護保険事業状況報告(年報)(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/