在宅系サービス利用介護者の調査結果
株式会社インターネットインフィニティーは、同社運営のケアマネジャー向けポータルサイト「ケアマネジメント・オンライン」にて介護現場における実態を把握することを目的に毎月調査を実施している。
2012年6月実施の最新調査では、在宅系サービスを利用する要介護者における糖尿病患者実態について以下の通りの結果であった。
(PR TIMES/株式会社インターネットインフィニティープレスリリースより)
【調査概要】
・調査目的 :ケアマネジャーの疾患ニーズと担当する要介護者の各疾患の罹患状況ならびに治療状況の把握
・調査対象 :介護支援専門員(ケアマネジャー)
・調査手法 :インターネット調査
・調査期間 :2012年6月21日~6月30日
・有効回答数 :555名(担当する要介護者数の合計:15,799名)
・回答者属性<年代> 30歳以下:1.1%、31~40歳:23.4%、41~50歳:35.9%、50~60歳:31.7%、61歳以上:8.0%
<勤務先区分>在宅系:80.0%、施設系:13.5%、その他:6.5%
主な調査結果(在宅系サービス利用者のみの調査)
【要介護者における糖尿病患者実態】
ケアマネジャー(n=444)が担当する要介護者(合計12,070名)のうち14.1%が糖尿病に罹患。厚生労働省の平成24年3月審査結果によると在宅サービスを利用する要介護者は308万人、今回の比率を元に拡大集計を行ぅてみると、約43.5万人の要介護者が糖尿病患者と推計された。
今回の調査結果で糖尿病に罹患している要介護者の(1,703名)のうち、経口の糖尿病治療薬を服用している者は87.7%、インスリンの自己注射を行っている者は29.9%。
経口薬治療を行っている患者1,493名の18.9%に飲み忘れがありインスリンの自己注射を行っている患者509名についても26.7%で自己注射忘れがあるとの回答を得た。
在宅糖尿病患者が服薬コンプライアンスを守れていない実態が浮き彫りになったと言える。

株式会社インターネットインフィニティー
http://iif.jp/PR TIMES/株式会社インターネットインフィニティープレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/