障がい者の自立生活をアシストするロボット
トヨタ自動車では、手足の不自由な人の家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボットを開発したと発表しました。今月26日から28日まで東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開かれる「第39回 国際福祉機器展」に参考出品する予定です。
手足の不自由な人のニーズや要望に合わせて開発
同社のプレスリリースによると、生活支援ロボットは日本介助犬協会の協力のもと、手足の不自由な人のニーズや要望に合わせて開発され、2011年には障がい者の自宅で実証実験も行ったそうです。ロボットは家庭内でも小回りが効くコンパクトな円筒形で直径は37センチ、高さは83から133センチまで昇降可能です。折り畳み式のアームを備えているので、音声認識機能やタブレット端末を使って操作すると「床の上の物を掴んで拾う」「薄い物を吸引して拾う」「棚、机の上、高い所から物を取ってくる」「カーテンを開ける」などの動作ができるとのことです。
同社では生活支援ロボットの実用化を目指し、今後も大学をはじめとする研究機関や介護・医療関係者などと連携して研究開発に取り組んでいく、としています。

トヨタ自動車、家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボットを開発(トヨタ自動車株式会社)
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/09/nt12_051.html