「園芸療法士」資格コースを本格展開
このほど、身体障がい者向け園芸療法実習用の専用農園が近畿大学農学部キャンパス内に完成、学生たちがガーデニングなどの植栽を行った。
同学部では平成23年度から、卒業時に財団法人全国大学実務教育協会資格の園芸療法士は現代社会で極めてニーズの高い資格であると考え導入されている。
園芸療法とは、園芸活動を通じて身体や心の状態を改善する療法で、高齢者の認知症や、身体的損傷の治療、リハビリテーションなどにも効果があると言われている。各種の学会や協会などが認定する民間資格。
園芸療法士資格取得コースの履修状況
同学部では平成25年度(2013年度)から、この農園を使った実習「園芸療法実習」を新たに開始するなど、園芸療法士資格取得コースのカリキュラム展開を本格化させる。
現在、2年生と1年生合わせて約60人が選択。来年度、3年次の必修科目である「園芸療法実習」がスタートするのに合わせ、農園の建設を進めてきた。
「園芸療法実習」は同コースの中でも屈指の重要科目で、身体障がい者の人々に実際にキャンパスまで来てもらい、現実に即した実践的な実習として、指先を使う作業やハーブや果実の収穫とその加工(ドライポプリやジャムの作製)などを予定している。

近畿大学農学部
http://nara-kindai.unv.jp/02gakka/01nogyo/field.htmlNews2u.net/学校法人近畿大学ニュースリリース
http://www.news2u.net/releases/104948