ライフステージで変わる介護の不安
株式会社イーライフは、同社が運営するクチコミプラットフォーム「buzzLife」で、介護に関するアンケート調査を行った。会員は約18万5千人、介護経験などで不安度が違う傾向があった。
「buzzLife会員」は、アクティブ・コンシューマーの要素が強く、無報酬でも「buzzLife」の諸活動に積極参加し意見を発信する特徴がある。今回の「介護の不安」をテーマでは、約11,361名の会員から自由記述を伴う回答が寄せられた。
調査結果の概要
調査対象 :「buzzLife」会員登録者
調査地域 :全国
調査実施日 :2012年10月16日(火)~19日(金)
有効回答者数:11,361名
【介護の従事状況】
現在、何らかの形で介護に従事している人は全体の15%弱。年代別では40代以降に増加、50代では5人に1人以上が家族または仕事で介護に従事していた。
【性別】
どの項目も女性の方が不安に思う率が高くなっていて「介護が長くなると精神的に疲れて不安になると思う(40代女性)」と精神面の不安が多い。一方男性は経済面の不安がある。
【年代】
20~40代の不安が高く、逆に50代以上になると不安が低くなる傾向にある。20~40代は時間的拘束や仕事・育児との両立などの不安が高く、仕事・結婚・育児といったライフプランを考えた時に、介護が不安要因としてクローズアップされるのではないかと考えられる。
【介護の不安】
介護者自身の精神・経済・時間が三大不安である。介護の不安を複数回答と自由記述回答で聞いた。前述のトップ3は全体では、いずれも6割超となっている。次いで「時間的拘束」が5割弱、「仕事との両立」が4割弱。
50代以降は、「老老介護」を除いて全体的に不安が減る傾向にある。想像で不安がふくらんでいた部分が少し解消されるのではないかと思われる。
【介護従事/非従事】
家族の介護をしている人とそうでない人で見てみると、介護介護者の方が非介護者より全体的に不安が低めとなっている。実際に介護をしてみると不安が減る傾向にあるのかもしれない。
アンケート結果の詳細は「buzzLife」ホームページ内で公開している。

「buzzLife」アンケート結果詳細ページ
http://www.buzzlife.jp/survey/2012/121201/@Press/株式会社イーライフプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/32244