4人に1人が高齢者
昨年1月「国立社会保障・人口問題研究所」が公表した「日本の将来推計人口」で、2年後の2015年には、「団塊の世代(1947年~1949年に生まれた人)」の人が65歳以上の高齢者となり、日本の高齢者人口は3395万人に達すると見込まれている。
また今年は、日本の総人口に占める高齢化率が25.1%で4人に1人が高齢者になると推計されている。
高齢者1人に対して1.2人の現役世代が支える社会
さらに、3年後の2016年には65歳から74歳の人口が1761万人でピークを迎え、その後、高齢者人口の割合は上昇し、2035年は高齢者率が33.4%で3人に1人が高齢者となる見込みで、これが2060年には高齢者率が39.9%に達し、国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者になると推計されている。
この推計のまま高齢者率が上昇すると、約50年後の2060年には1.2人の現役世代が1人の高齢者を支える社会が到来する。
編集部 つつみ さえこ

将来推計人口でみる50年後の日本「平成24年版 高齢社会白書」(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/