70歳以上のドライバーの義務
運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が70歳以上のドライバーは、自動車免許を更新する際にいくつかの講習を受講することが義務付けられています。
11日、天皇陛下が受講された「高齢者講習」もその一つで、座学や運転適性検査、実車などを含めて3時間、小型特殊免許はその半分の1時間30分実施。講習を修了すると修了証が交付されます。
この他にも、「シニア運転者講習」「チャレンジ講習」「任意高齢者講習(簡易講習)」「運転免許取得者教育」などがあり、更新の手続きの際に各修了証が必要です。
75歳以上は「講習予備検査」の受検義務も!
さらに、75歳以上(運転免許証の更新期間が満了する日の年齢)のドライバーは、更新手続きの前に「講習予備検査」の受検が必要です。
「講習予備検査」には、時間の見当識・手がかり再生・時計描画の3つの検査で構成されており、記憶力や判断力を検査します。
検査結果は直接、更新手続きに関係ありませんが、検査で「記憶力・判断力が低くなっている」と判断された方で、ある一定の期間内に交通違反などがあった場合は、臨時適性検査といった専門医による診断が義務付けられます。
編集部 つつみ さえこ

「高齢者講習(70歳から74歳までの方の免許更新)」警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/「講習予備検査と高齢者講習(75歳以上の方の免許更新)」警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/kousin/