主な「高齢者虐待」
高齢者の人権を侵害する「高齢者虐待」が今、問題となっている。
「高齢者虐待」は主に、殴る蹴るなどの身体的虐待、暴言やいやがらせなどの心理的虐待、年金などを勝手に使うなどの経済的虐待、性的な行為の強要などの性的虐待、劣悪な環境で放置するなどの介護・世話の放棄・放任がある。
「高齢者虐待」の多くは、虐待の自覚がない
また、「高齢者虐待」の特徴には、虐待をしている側に自覚がない事が多く、虐待されている側も意思が伝えられずに周囲が虐待を見逃すことがある点だ。事実、虐待が疑われるケースの約1割が生命の危険に陥る状態まで気づかれずにいる。
「虐待予防・発見チェックシート」
東京都福祉保健局は、こういった「高齢者虐待」を予防するための「虐待予防・発見チェックシート」をウェブサイト上で提供している。シートは下部リンクより無料でダウンロードできる。
日常的に世話する家族、介護・福祉施設に従事するスタッフはとくに、虐待の早期発見のためにも本シートを活用し虐待防止につなげたい。
編集部 つつみ さえこ

「虐待予防・発見チェックシート」東京都福祉保健局※PDF
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/「高齢者虐待防止と権利擁護」東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/gyakutai/