「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」まとめ
国立社会保障・人口問題研究所が18日、今年1月推計の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」を発表した。
「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」は、家族類型別(「単独」「夫婦のみ」「夫婦と子」「ひとり親と子」「その他」の5類型)にみた将来の世帯数を求めることを目的に5年ごとに行われており、今回の推計は、2010年の国勢調査をもとに2010年から2035年の25年間の推計期間で実施された。
2035年には、65歳以上の高齢世帯の割合が40.8%に!
今回実施された推計から、2010年から2035年の間に「単独」「夫婦のみ」の世帯が増加し、「ひとり親と子」の世帯人員が減少するといったことがわかった。
また65歳以上の高齢世帯が、2010年から2035年の間で世帯主が65歳以上の世帯が1620万世帯から2021万世帯へ、75歳以上は731万世帯から1174万世帯へと増加すると推定され、全世帯主に占める65歳以上の世帯主の割合はここ25年間で、31.2%から40.8%と10%近く上昇する。
さらに65歳以上の世帯主に占める75歳以上の世帯主の割合は45.1%から58.1%と上昇し、高齢世帯のなかでも高齢化が進む計算だ。
編集部 つつみ さえこ

「日本の世帯数の将来推計(全国推計)(2013年1月推計)」国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2013/t-page.asp