炭坑絵師・山本作兵衛の特別展
66歳で絵師の道に進んだ炭坑絵師・山本作兵衛の特別展「世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展(主催:読売新聞社・東京タワー)」が現在、東京タワーで開催中です。
開催期間は、2013年3月16日(土)から5月6日(月・振休)まで。会場では、彼の秘蔵原画59点をはじめ、彼の遺品や、当時の日本を振り返る時代背景を伝える資料などが展示されています。
日本初!世界記憶遺産に登録された記録作品
炭坑絵師・山本作兵衛は、14歳から炭坑夫となり、その後、50年あまりにわたって炭坑で働きました。
引退後、彼は、自らの経験と記憶の中の光景を、説明文を添えた記録画で残し、66歳から92歳で没するまで1000点以上もの炭坑記録画を残したといわれています。
その彼の作品は2011年5月、日本で初めてユネスコ“世界記憶遺産”に登録され、「アンネの日記」や「ベートーベン交響曲第九番の自筆譜」などに並ぶ記録作品として世界的評価を受けています。
編集部 つつみ さえこ

「炭坑絵師、山本作兵衛の秘蔵原画59点を東京で一挙初公開!」東京タワー オフィシャルホームページ
http://www.tokyotower.co.jp/55/index_05.html