NKメディコが開発、「LOX-index(R)(ロックス・インデックス)」
ノーリツ鋼機グループのNKメディコ株式会社は、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査「LOX-index(R)」が、東京港健康保険組合の健康診断でのオプション検査として採用されることになったと発表した。
早期発見・予防が大切
厚生労働省の調査によると、心疾患や脳血管疾患の死亡人数の合計は約32万人でがんとほぼ同じ数となっている。患者数で見ると約284万人となり、これはがんを大きく上回る数値だ。
また、心疾患や脳血管疾患は寝たきりや後遺症をもたらす場合も多く、医療負担が大きくなることが知られており、これらの予防は早期に取り組むべき課題となっている。
「LOX-index」検査について
LOX-index(ロックス・インデックス)は、血液検査によって脳梗塞・心筋梗塞の原因となる動脈硬化の進行状態を調べることで、将来の発症リスクを予測することができる。
近年の研究により、動脈硬化の原因として国立循環器病研究センターの沢村 達也博士らが世界で初めて発見したたんぱく質(LOX-1)が深く関わっていることがわかっている。
同検査はこの結果を基にNKメディコによって実用化されたもので、現在では全国約300の医療機関で受診することができる。
東京港健康保険組合の健康診断のオプション検査に追加
脳梗塞・心筋梗塞の予防に早期に取り組んでいる東京港健康保険組合は、今回、同検査について健康診断のオプションとして採用することを決定した。
これは、船内・沿岸荷役業務の事業主・被保険者向け健康診断では全国で初めてだとしている。
NKメディコでは、同検査について今後も大学及び研究機関との共同研究を進め、予測できる疾患の増加・測定の迅速化を図っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

NKメディコ株式会社のプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/50945