いよいよ販売開始
大和ハウス工業株式会社は、介護・福祉施設向けに、サイバーダイン株式会社が開発および製造する「ロボットスーツHAL」シリーズより、3商品の販売を2015年5月1日から開始する。
自立支援用・下肢タイプ、単関節タイプ、介護支援用・腰タイプの最先端ロボットで、装着者の皮膚表面から生体電位信号を読み取り、動作をアシストする。
ロボット事業の拡大を目指す
大和ハウス工業株式会社は、2008年4月にロボット事業推進室を設置以来、同年10月から介護・福祉施設向け「ロボットスーツHAL」を、リースおよびレンタル販売をしている。これまでの総導入施設数は約160施設、総稼働台数は約360台の実績をもつ。
2010年11月、医療・介護施設や個人向けにセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を販売開始、2012年10月には、住宅メーカーや工務店、リフォーム会社など向けに狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」の販売を開始している。
2014年12月には、難聴者とのコミュニケーションサポートシステム「COMUOON(コミューン)」を医療、介護施設や個人などに販売を開始した。
介護する側もされる側も
「ロボットスーツHAL」自立支援用・下肢タイプは、下肢の障がい者や、脚力が弱くなった高齢者の動作をサポートする装着型ロボットだ。
また、自立支援用・単関節タイプは、膝や肘に装着するトレーニング用のロボットスーツで膝関節、肘関節両方どちらでも使用することができる。1.5kgという軽さで、持ち運びしやすく、座った状態や寝た状態でも使用可能だ。
介護支援用・腰タイプは腰にかかる負荷を軽減し、腰痛などを予防する。腰への負担が少ないので、病院や介護現場での労働環境改善、労働災害防止などでの活用が期待される。
(画像はプレスリリースより)

大和ハウス工業株式会社のプレスリリース
http://www.daiwahouse.co.jp/release/pdf/release_20150413-1.pdf