CSIと駅探が共同開発
電子カルテシステムの開発・販売を行う株式会社シーエスアイ(以下、CSI)と株式会社駅探は、2015年7月7日(火)、共同で開発した医療機関における地域連携室支援サービス「れんさく君」の販売を開始すると発表した。
開発の背景
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年を目途に、住み慣れた地域の中で患者や高齢者の生活を支える地域包括ケアシステムの構築が進められている。
地域の医療機関と介護施設は、それぞれの役割を補完し合う形で連携し、効率的かつ効果的な医療・介護サービスが提供されることが求められている。
こうした背景から、医療機関には患者の退院・転院調整や相談援助などを行う地域連携室としての役割が求められ、その重要性は増す一方だ。
地域連携施設のデータ収集を効率化
今回、CSIと駅探は共同で地域連携室の退院・転院調整業務を支援するWebサービス「れんさく君」を開発。
CSIの医療情報システムの開発・販売ノウハウと、駅探のWebサービス開発・運営ノウハウを活かし、これまで手作業で収集されていた地域連携施設の施設データ収集の効率化を実現。
また、収集した情報を地域連携室内で共有することで、退院・転院調整時に必要な地域連携施設の情報を瞬時に把握できるようになるとしている。
「れんさく君」の特徴
「れんさく君」は、インターネット環境があればいつでも利用可能。
患者の自宅や勤務地周辺の地域連携施設を検索し、地図上で表示する。検索結果より、施設の診療科目や病床数、患者の受け入れ条件といった基本情報のほか、担当者が個々に収集した情報や評価、メモなども地域連携室内で共有可能だ。
両社は今後も政府諸施策を視野に入れながら、医療機関の様々な課題の解決と、患者サービスの向上に貢献していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社シーエスアイ、株式会社駅探のプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/66575