ミャンマーで日本向け介護人材を育成
ミャンマーで日本企業向けに進出・人材支援を行う株式会社ジェイサットコンサルティングは、ミャンマーにて日本語と日本の介護基礎技術を教える介護人材育成学校を開校したと2015年7月17日に発表した。
日本における介護人材不足の解消に向けて
超高齢社会に向けて大幅な介護人材の不足が予測されている我が国では、2016年に介護分野における「外国人技能実習制度」の運用が解禁される。
「外国人安全介護技能士検定試験」は、一般社団法人外国人介護サービス協会による外国人介護スタッフの技術と雇用の安定を目的とした制度。
介護サービスに対する知識・技術やコミュニケーション能力を備えた外国人を育成し、介護制度の維持・発展に寄与することを目指すとしている。
採用から教育、現場のフォローなどを一貫してサポート
介護人材の募集はミャンマー国内で日系企業専門人材紹介・派遣を行っている同社が担当。日本向けにエンジニアらの送り出し実績のあるMYANMAR INTERNATIONAL BUSINESS TRANING AND INTERNSHIP GENERAL SERVICE CO., LTD.が日本語教育を行う。
さらに、ミャンマー医療関係者が、介護職員初任者研修の90%の授業をミャンマーで行い、技能実習生中に介護福祉士取得を目指すとのことだ。
日本へ送り出した後は、日本に常駐するミャンマー人スタッフが24時間態勢でフォローし、介護現場でのトラブルを解消するとしている。
また、帰国後はミャンマー国内での勤務先の紹介も行い、円滑な技術移転を促進する。
7/15に開校式
7月15日には、ヤンゴンにあるミャンマーの大手医療団体 GOLDEN ZENEKA CO.,LTD.の医療専門訓練センターにて開校式を実施した。
この取り組みは、人材募集から専門教育、日本での勤務中の支援、実習後の就職紹介までトータルでサポートするという世界でも類を見ない新しい試み。
外国人介護スタッフの育成に「外国人安全介護技能士検定試験」を導入することで、介護技術や知識の取得が円滑に行えるとし、介護人材とそれを受け入れる企業の双方の不安を解消していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ジェイサットコンサルティングのプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/67287