「冬の高齢者の製品事故防止について」注意
独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、NITE)が、「冬の高齢者の製品事故防止について」注意を呼びかけています。
NITEによると、2008年度から2012年度の5年間に高齢者の事故は2108件報告されており、高齢者の事故はとくに10月から1月までの冬にかけて増加する傾向があります。
「ガスこんろ」「石油ストーブ」による事故が多く
高齢者の製品別事故件数は、「ガスこんろ」が162件で最も多く、次いで「石油ストーブ」が161件、「電気ストーブ」が150件となっています。
さらに製品別人的被害事故件数では、「石油ストーブ」が78件で最も多く、次いで「ガスこんろ」となっており、どちらも死亡・重傷を占める割合が他より高い傾向です。
また「石油ストーブ」の事故で最も多い事故原因は、「カートリッジタンクのふたの締め方が不十分で漏れた灯油にストーブの火が着火した」。「ガスこんろ」の事故で多かった事故原因が、「グリル庫内に溜まった油脂などが発火した」や「未使用のガス栓を誤開放してガス漏れ、引火した」で、高齢者が起こしやすい事故として、NITEは事故防止のためのミニポスターを作成し、高齢者などに注意喚起しています。
編集部 つつみ さえこ

「冬の高齢者の製品事故防止について(注意喚起)」独立行政法人製品評価技術基盤機構
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs131024.html