2050年までに「股関節骨折」が2倍以上に増えると予想
国際骨粗しょう症財団(以下、IOF)が先ごろ、70歳以上の高齢者が発症することが多い「股関節骨折」の発生総数が、2050年までにアジア太平洋地域で2倍以上に上るとした予想を発表しました。
(画像はイメージです)
さらに今後、世界的に平均寿命が延びた場合、アジア太平洋地域の都市化による運動不足や屋内型のライフスタイルが原因で「股関節骨折」を患う人が増加する見込みです。
「股関節骨折」を防ぐための具体策とは?
この現状を踏まえて、IOFは「股関節骨折」を防ぐ具体策として、ビタミンD不足やカルシウム不足を補うために、屋外での活動や禁煙などの生活改善策を推奨しています。
死亡に至るケースもある「股関節骨折」
IOFによると、「股関節骨折」は、骨粗しょう症骨折のなかでも約5人に1人が1年以内に死亡に至るというケースがある怖い障害です。
さらに、死亡に至らない場合でも、患者の約33%が骨折の翌年には完全な介護状態に陥るといった現状があり、IOFは、「股関節骨折」の予防のためにアジア全域でさらなる努力を続ける必要があると警鐘を鳴らしています。
編集部 つつみ さえこ

「最新IOFレポート、アジアで股関節骨折の増加を警告」国際骨粗しょう症財団※共同通信PRワイヤー
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201312126959/