海外でも認められたHAL(R)腰タイプの有効性
CYBERDYNE株式会社は、9月6日、英国ハンプシャー州議会と同州内の介護施設に対するHAL(R)腰タイプ(介護・自立支援用BB04)の長期大型契約を締結し、2021年10月より合計127台が段階的に導入されることを発表した。
英国の介護に関する課題を解決
ハンプシャー州等の介護施設では2018年よりHAL(R)腰タイプの実用性の検証をスタート。その結果、介護者の疲労感や緊張感が軽減される効果や介護作業中に正しい姿勢を維持する効果、さらには2人作業の必要性の低減効果(1人で作業できる)が確認できた。
一方、介護者からは「支えられている感じがする。背中や肩ではなく足を使うようになり、もう苦しいとは思わない。」といった肯定的なフィードバックも寄せられ、今回の大型受注につながったという。
英国では、2025年までに6,000人の介護者が不足すると見込まれている。また、多くの介護プランで2名以上の介護者が必要とされており、地方自治体では人材面と財政面双方の改革が急務となっている。
今後、同社グループはハンプシャー州議会と連携。今回の契約をモデルケースとして、英国の他のエリアや欧州各国にも展開を進めていく考えである。
(画像はプレスリリースより)
CYBERDYNE株式会社 プレスリリース
https://www.cyberdyne.jp/company/IR_detail.html?id=11424