言葉だけでは伝わらない 言葉以外で伝える技術を
9月21日、対人援助向けにコミュニケーションにおける言語以外のテクニックについて心理学に基づき解説している新刊『対人援助の現場で使える 言葉<以外>で伝える技術 便利帖』が翔泳社から発売された。
著者は昭和大学保健医療学部講師で、医療、福祉、教育の現場の援助職を対象とするコミュニケーション研修、コーチング研修、スーパービジョン研修を行っている大谷佳子(おおやよしこ)氏であり、B5変判、160ページ、価格は1,980円である。
言葉以上に強く相手の情動に働きかける非言語
対人援助職にとって、言葉選びは重要であるが、同じ言葉でもどのような表情なのか、どのような身振りで発した言葉なのかによって、受け取り方は大きく異なる。言葉によるコミュニケーションにおいても、援助の対象者は言葉以外からも多くのメッセージを受け取っているのである。
むしろ、非言語によるメッセージは言葉以上に相手の情動に働きかけることもある。この新刊では、日々の相談に効果的に活用でき、相手の表現の意味を理解する際にも役立ち、より豊かなコミュニケーションが実現できるようになるという「ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション」について解説する。
心理学に基づく技術をやさしく解説し、心理学用語からの参照も可能。職場内研修や勉強会で行えるワークも紹介されている。同書はソーシャルワーカー、生活相談員、施設職員、ケアマネジャー、介護福祉士、民生委員、医療職、看護職、自治体職員などにおすすめの一冊となっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

対人援助の現場で使える 言葉<以外>で伝える技術 便利帖(大谷 佳子) - 翔泳社の本
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798171470