一般社団法人日本褥瘡学会編集
在宅療養者の褥瘡の予防、治療、ケアなどについてわかりやすく解説している新刊『在宅褥瘡テキストブック』が発売された。出版社は照林社で、B5判、208ページ、価格は2,300円(税別)である。
この新刊は一般社団法人日本褥瘡学会の編集によるもので、同学会は2005年に「在宅褥瘡予防・管理対策委員会」を設置し、2008年に『在宅褥瘡予防・治療ガイドブック』を出版。第3版まで継続されていたが、この新刊より『在宅褥瘡テキストブック』というタイトルに改められている。
在宅褥瘡の基本・予防・治療・ケア・制度など
一般的には床ずれと呼ばれる褥瘡。皮膚がベッドのマット、車椅子などと長時間接触し圧迫されることで起きる。健常な人であれば、寝返りを打つなど、同じ部位に長時間圧力がかかり続けないよう体を動かし体位変換することができるが、寝たきりの人などは体位変換が困難な場合があり、褥瘡が起きやすくなる。
高齢化が進む日本では、より一層在宅医療の重要性が増し、在宅療養者の褥瘡対策の知識もより広く周知されるべきである。新刊では在宅褥瘡管理の基本から、褥瘡の概要、予防方法、治療、発生後のケア、在宅褥瘡医療の進め方、各種制度などについて解説している。
同書は専門の医療従事者や、チーム医療にかかわるすべての職種はもちろん、家族を介護している人にとっても活用できる1冊となっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

照林社 - 在宅褥瘡テキストブック
http://www.shorinsha.co.jp/