ロボットを安心して導入するために
神奈川県は、8月28日、「生活支援ロボットのモニター制度」において、活用施設等の募集を9月1日よりスタートすることを発表した。
同制度は、ロボットの購入やリースを検討している介護施設等が、導入前に一定期間ロボットを試すことができるもの。県ではこの取り組みを通じ、生活支援ロボットの普及・導入を促進したい考えである。
なお、例年実施している「ロボット体験キャラバン」については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、今年度は中止が決定している。
個人の応募も可能
今回、対象となるロボットは、介護支援関係・自立支援関係・コミュニケーション関係の全15種類だ。
例えば、株式会社FUJIが手掛ける「移乗サポートロボット Hug L1-01」は、在宅介護の現場において、ベッドから車椅子、車椅子からトイレといった座位間の移乗動作や脱衣場での立位保持をサポートするロボット。サイズはコンパクトでスリングシートが必要なく、操作も簡単だ。
なお、モニターの募集期間は令和2年9月1日(火曜日)から3年1月20日(水曜日)まで、モニター期間は2週間~1か月程度。
モニターの対象は県内の介護・障がい者(児)施設等としているが、ロボットによっては県内在住の個人でも申し込みすることができるため、県ではこの機会にぜひ応募してもらいたいとしている。
(画像はホームページより)

神奈川県 プレスリリース
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/prs/r3266280.html