介護職に疲れたなと感じたらチャットで匿名相談しよう！

全国老人福祉施設協議会は9月14日、介護従事者へのメンタルサポート相談事業として、LINEのチャット機能を使った相談窓口「JSここメン」（JSこころメンテ）を開設したと発表した。

チャットを使って産業医やカウンセラー、メンタルトレーナーといった専門家と、匿名で相談ができる。利用料も無料だ。

新型コロナウイルス感染症はいまだ収まらず、重症化リスクの高い高齢者福祉施設などの介護現場では、スタッフが細心の注意を払ってケアに当たっている。

日本は他の国に比べて死亡率が低いのだが、その要因の一つとして、高齢者福祉施設で働く介護従事者の、介護水準が高いことが挙げられる。

英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスなどの調査によると、高齢者福祉施設における死亡者はカナダが最も多く死亡者全体の85％を占める。イギリスやドイツでも40％と高い割合を示しており、WHOが日本の対応を「成功例」だと評価しているほどだ。

しかしながら、介護従事者は新型コロナウイルス感染症への対応という精神的な負担を抱えながら働いており、私生活でも感染リスクを抑えるために相当の注意を払っているのが現状だ。その結果として、心身ともに大きな負荷がかかっていると懸念される。

今回全国老人福祉施設協議会では、ちょっと疲れたな…と感じたら、チャット相談窓口「JSここメン」に気軽に相談してほしいと呼びかけている。

例えば、次のような兆候がある場合は相談をおすすめする。


（画像はプレスリリースより）




公益社団法人 全国老人福祉施設協議会のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000047239.html

JSここメン　特設サイト
https://js-cocomen.com/