コミュニケーションの鍵となる生活歴
株式会社新聞印刷 認知症事業部は、2020年12月までに介護・医療従事者100名に向けて、介護・医療現場で役立つ生活歴の調査を開始することを発表した。
介護・医療の現場では、「手探りの介護・医療」と呼ばれ、利用者とのコミュニケーションを図る手法が確立されていないことが課題である。理由は、コミュニケーション形成にはある程度の時間が必要であるため。家族構成や病歴の他に、一番重要なポイントは、過去の生活歴である。
自分史サロンで相手を知る
生活歴を知ることによって、コミュニケーションの早期形成に役立てられないかと、同社は2020年12月までに全国の作業療法士や理学療法、医療従事者100名に向けたアンケート調査を開始する。
同社が主催する、「自分史サロン」「自分史レク」のプログラムによって、「どのような人生を歩んできたのか」「何に対してこだわりをもっているのか」などを介護・医療従事者にお伝える役割を果たす可能性がある。
こうしたサロンやレクを通して、認知症の行動や心理症状(BPSD)の緩和をしながら生活歴を引き出すことが、利用者とのコミュニケーションを豊にする上で重要である。
(画像はプレスリリースより)
株式会社新聞印刷 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000065243.html