複数の福祉事業者が送迎用車両を共同利用
株式会社ゆらリズムは、2020年11月28日、遊休時の福祉事業者車両を活用して高齢者の外出支援を図る実証実験を、 同年12月中旬より開始すると発表した。
同社は、仙台市にて介護予防型デイサービスの運営などを手がける企業。今回の実験は、同社を含む複数の福祉事業者が送迎用車両を共同利用する形で、仙台市泉区南光台地区にて実施される。
配車プラットフォームを活用
現在の日本では、運転免許証の自主返納やコロナ禍による外出忌避の動きなどによって、高齢者の外出不足が課題となっている。外出機会の減少は、身体的機能や認知機能の低下に加えて、地域コミュニティからの孤立といった現象も招く。こうした課題の解消を目指し、今回の実証実験は実施が決定された。
この実験では、配車プラットフォームの活用により複数の福祉施設が保有する送迎用車両を共同利用し、実施地域における高齢者送迎の効率化が図られる。また、遊休時の送迎用車両の活用も推進し、スーパーマーケットへの移動支援やレクリエーションプログラムの提供なども行われるという。
移動を支援する持続可能なシステムを検証
この実証実験に参画するのは、株式会社ゆらリズムと株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ、株式会社ヨークベニマルとMONET Technologies 株式会社、そして一般社団法人 IMPACT Foundation Japan。
今回の実験において株式会社ゆらリズムは、移動を支援する持続可能なシステムを検証し、他地区へも応用可能なモデルの構築を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ゆらリズム
https://www.yura-rhythm.com/遊休時の車両で高齢者の外出支援などを行う実証実験を開始 - pressrelease-zero.jp
http://pressrelease-zero.jp/archives/162957