介護職への転職を考えている322名が回答
株式会社トライトは、2020年12月3日、介護業界の転職におけるコロナ禍の影響を分析したレポートを発表した。
同社は、介護などの領域で人材紹介・派遣サービスを行うトライトグループを展開している企業。同調査は、同社運営の転職サイトなどにおいて同年10月に実施され、介護職への転職を考えている322名より回答を得ている。
資格を持って働ける点で興味を持つ
発表されたレポートによると、介護業界へ転職した人もしくは検討中の人の約7割が、コロナをきっかけに転職活動を開始したことが明らかになった。転職の理由としては、「失業」「収入減少」に加えて、資格を持って働ける点で介護業界に興味を持ったという回答も4割に達している。
レポートではまた、異業種から介護職への転職を検討する人が増加している点も指摘。検討者の実に75%が異業種であり、特にサービス業や主婦などの流入が目立っている。加えて、異業種からの転職検討者は、フルタイム勤務を希望する比率が約6割に留まり、より柔軟な勤務形態を希望する傾向を持つことも明らかになった。
人手不足の顕著な業界において課題を解消
株式会社トライトは、創業時に開始した建設業界での人材紹介・派遣業の経験を活かす形で、2006年より介護・保育業界でも人材事業を開始。人手不足の顕著な業界において課題の解消に寄与し、転職者数のシェア率については業界トップと自負している。
同社は今後も、介護職員の定着率向上などに取り組むとしている。
(画像はプレスリリースより)

コロナ下で介護職の転職動向に変化、7割が異業種からの転職で「サービス業」が最多 - 株式会社トライト
https://www.tskouken.jp/archives/3798/