「高齢化社会の暮らしを豊かにする」がキーワード
株式会社ユニバーサルスペースは、2020年12月9日、第2回デザインアワード『安心・安全な住み良い家づくりにつながるユニバーサルデザイン』の結果を発表した。
同社は介護向け住宅リフォーム事業を行う企業であり、同アワードは「高齢化社会の暮らしを豊かにする」をキーワードとしてデザインアイデアを募集するというもの。最優秀賞は、家族の介護体験を元に制作された大学生によるデザインが獲得している。
幅広い年齢層から様々なアイデアが提案された
株式会社ユニバーサルスペースは、介護リフォームや設計監理・施工管理業務を手がけると共に、『介護リフォーム本舗』のフランチャイズ事業も展開している。『介護リフォーム本舗』では、介護事業者やリフォーム業者と連携を図ると共に、AIによる見積もり作成の自動化なども推進。また、才能ある学生・デザイナーとの出会いの場としてアワード開催も手がけている。
2020年12月3日に開催された同社の第2回デザインアワードでは、「手すりの取り付け」「段差解消」「床材変更」「扉の交換」「洋式便器への交換」をテーマとして、高齢者・家族・介護者が笑顔になれるデザインアイデアを募集。幅広い年齢層から様々なアイデアが提案された。
実体験から在宅介護の「トイレまわり」に着目
同アワードで最優秀賞を獲得したのは、和歌山県在住の大学生・山本創大さんによる「ブラインドア(炭型)」。山本さんは、家族の実体験から在宅介護の「トイレまわり」に着目。脱臭効果を持つ炭が編み込まれたブラインド型の扉が、自動で昇降するシステムを考案している。
株式会社ユニバーサルスペースは同アワードについて、受賞した作品は商品化も検討するとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ユニバーサルスペース
https://universalspace.jp/介護保険対象の5種に絞った 第2回ユニバーサルデザインアワード授賞式開催 - dreamnews.jp
https://www.dreamnews.jp/press/0000227692/