安価な端末でeスポーツ体験を実現
ブロードメディア株式会社は、2020年12月3日、同社のクラウドゲーム配信技術『Gクラスタ』が、神戸市などが展開する高齢者向けeスポーツ実証事業に採用されたと発表した。
『Gクラスタ』は、クラウドゲームに関する全ての処理をサーバーサイドで行う配信技術。同事業では、安価な端末を活用したeスポーツ体験を、介護施設などのシニア向け施設で実現している。
コロナ禍で減少したレクリエーション機会
今般のコロナ禍により、介護施設などに入居する高齢者はレクリエーション機会や面会機会が減少している。こうした機会の減少は、健康低下や地域との連携・つながりの希薄化につながるため、対策が必要とされていた。
この対策を行うべく神戸市は2020年7月、西日本電信電話株式会社兵庫支店および株式会社PACkageとの間で『withコロナ時代におけるeスポーツによる地域課題解決に向けた連携協定』を締結。同協定における取り組みとして、高齢者向けeスポーツ実証事業を開始するに至った。
デジタル格差解消やフレイル予防も図る
高齢者向けeスポーツ実証事業に採用されたブロードメディア株式会社の『Gクラスタ』は、低スペックの安価なパソコン・タブレットにおいても簡単にeスポーツ体験を可能にするもの。この技術を活かしてeスポーツの活用を推進し、さらには高齢者のデジタル格差解消やフレイル予防なども図るとしている。
同社は今後も、社会課題の解決のための一助を担うべく『Gクラスタ』の向上・発展に努めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

高齢者向けeスポーツ実証事業に『Gクラスタ』技術が採用されました - ブロードメディア株式会社
https://www.broadmedia.co.jp/news/2020/12/03-001975.html