臨床の現場に立つ医師が解説
12月10日、認知症の基礎知識から症状、対処法、近年注目の「認知予備能」までを、一般向けに解説している新刊『「うちの家族、認知症?」と思ったら読む本』が発売された。
同書の発行は学研プラスで、A5判、128ページ、定価は1,430円(税込)。著者は横浜総合病院臨床研究センター長(神経内科)で医学博士、物忘れ外来も担当している長田乾(ながたけん)氏である。
アルツハイマー病でも認知症を発症しない人がいる?
誰もがかかる可能性がある認知症。世界有数の長寿国である日本では、認知症の人が増えるものと考えられる。自分や家族などが認知症になっても安心して暮らし続けるためには、認知症に対する正しい知識を身に付け、共有しておく必要がある。
また、認知症最大の原因であるアルツハイマー病を持っていても、認知症を発症しないケースが少なからずあり、このような人の特性、能力を「認知予備能」と呼んでいる。
新刊では認知症の基礎知識やその治療、最新のエビデンスに基づく発症を軽減する方法などが紹介されている。さらに、近年注目されている「認知予備能」についても解説。認知症は脳の問題であるだけに、その解説書は難解になりがちだが、同書では一般にも理解できるように解説している。
(画像は
Amazon.co.jpより)

『「うちの家族、認知症?」と思ったら読む本』 - 学研出版サイト
https://hon.gakken.jp/book/2380124700