大阪・天王寺年金事務所、職員のコロナ感染により一時閉鎖

日本年金機構は、2020年12月28日、大阪府大阪市の天王寺年金事務所を一時閉鎖すると発表した。

この閉鎖は、同事務所に勤務している職員（70歳代・男性）の新型コロナウイルス感染が判明したことを受けて決定された措置。閉鎖に伴い、同事務所の臨時窓口が近隣の堀江年金事務所に開設されている。

日本年金機構は、適用・徴収・記録管理・相談・決定・給付といった公的年金に係る業務を、国（厚生労働大臣）から委任・委託を受ける形で行っている組織。約6700万人の被保険者から年間37兆円におよぶ保険料を徴収すると共に、約4000万人の受給者に対して日本のGDPの約1割にも相当する52兆円の年金を支給している。

同機構は、自らを「人生100年時代」を見据えた重要な社会経済インフラであると自認。国民の生活を未来にわたり支え続ける責務があると自覚し、高齢化社会の安定を確保すべく年金制度の公正かつ適切な運営に邁進している。

天王寺年金事務所に勤務している職員の新型コロナウイルス感染は、2020年12月26日に判明した。当該職員は同年12月24日まで出勤しており、執務中は常にマスクを着用していたことが確認されている。また窓口業務には従事しておらず、またその窓口には飛沫防止用のアクリル板などが設置していたことも、確認の上で発表された。

同事務所は、閉鎖中に消毒作業を実施。開所時期については、改めて発表される。

（画像は日本年金機構の公式ホームページより）




新型コロナウイルス感染者の発生に伴う天王寺年金事務所の閉鎖について - 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/