監査にて多くの不正が発覚
群馬県は、1月8日、群馬県安中市原市にて指定訪問介護「やまと」を手掛ける有限会社ゆう優ハウス大和に対し「指定の全部の効力」を令和3年2月1日から令和3年4月30日までの3か月間停止する行政処分の申し渡しを行ったことを発表した。
主な処分事由
指定訪問介護「やまと」は、利用者宅に訪問介護に行ったことがない職員がサービスの提供を行ったとする記録や、利用者に対し「入浴介助」をしたことがない職員が入浴介助のサービス提供を行ったとする記録を作成したうえ、居宅介護サービス費を請求、受領した。
また、利用者が居宅におらず、別の場所で保険外サービス受給中であったにもかかわらず、その時間帯に居宅において訪問介護を提供したとする記録を作成。これを元に居宅介護サービス費を請求し、受領した。
さらに、介護報酬請求の根拠となるサービス提供記録がないにもかかわらず、居宅介護サービス費を請求し受領する、利用者の身体や生命の安全の確保を怠るなど、数々の不正が発覚した。
なお、不正請求期間は平成30年6月~令和2年5月分で、対象となる実利用者数は25人、不正請求件数(レセプト件数)は119件。不正に請求した金額は、271万3,390円にのぼる。
(画像はホームページより)

群馬県 プレスリリース
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