低価格で高機能な見守りシステム
高齢者施設向け支援機器の研究開発・製造事業などを展開するドーンコーラス合同会社は、高齢者施設の居室を見守る、見守り支援システム「もりん」に、非接触・非拘束で心拍数・呼吸数・体動量を検知する「バイタルセンサー」と、子機への電波の到達距離を伸ばす「中継機」をラインナップに追加したことを発表した。
見守り支援システム「もりん」は、個室タイプの高齢者施設などで、室内での高齢者の生活と状況を記録するシステムである。複数のセンサーによって利用者の状況を認識・解析し、座位・離床・異常室温などを検知して通知する。
パソコン・タブレット・スマートフォンで通知の状況を確認できるため、スタッフ間での情報共有が可能となる。スタッフが居室のエアコンを遠隔操作することができるので、熱中症・風邪予防に効果的である。
介護スタッフの負担軽減に
今回、追加した拡張機器の「バイタルセンサー」では、高齢者の心拍数・呼吸数・体動量をリアルタイムに一覧表示することができる。心拍・呼吸を確認できることにより、スタッフが高齢者を起こしてしまうことがある夜間巡回の回数を減らすことも期待されている。
利用者の心拍や呼吸が停止した場合には“離床”と判定されるので、高齢者に万が一の状況が発生した場合に、早期発見できる可能性が高くなる。
中継機は、施設内の電波環境によって、電波が届きにくい居室に子機を設置したいという要望を受けて開発された。同社は、拡張機器の追加によって、介護スタッフの負荷軽減や、入居者への安全・サービス向上をこれまで以上に支援できるとしている。
(画像はプレスリリースより)

プレスリリース ドーンコーラス合同会社
https://www.atpress.ne.jp/news/135611見守り介護ロボット
https://www.secure.dawnchorus.co.jp/web/