1月からはじまる「認知症予防プログラム」
東京都新宿区に本社があり、介護事業、介護教育、研修事業、子育て支援事業などを行っているヒューマンライフケア株式会社は12月26日、同社が運営している全てのデイサービスに、「認知症予防プログラム」を導入すると発表した。開始は2018年1月からとなっている。
介護が必要になる最大の原因は認知症
厚生労働省発表の「2016年国民生活基礎調査(概況)」によれば、要介護となる原因は脳卒中などの脳血管疾患が18.4%、高齢による衰弱が12.1%なのに対し、認知症は24.8%と最も多い割合となっている。
認知症になると、現在の医療での根治は難しいとされ、住み慣れた地域で暮らし続けるために、高齢者には日常的な予防の習慣が必要で、既に認知症の可能性がある場合でも、進行させないことが重要となる。
「脳トレ」「運動」「認知機能チェック」
ヒューマンライフケア株式会社のデイサービスの「認知症予防プログラム」で行われるのは、「脳トレプログラム」と「運動プログラム」、「認知機能チェックプログラム」の3つで、「脳トレプログラム」では同社独自の認知症予防教材「認知症に負けない 大人の学習帳」を使用して、認知症の予防と症状の改善を目指す。
また、「運動プログラム」では15年間NHKテレビ・ラジオ体操指導者として番組に出演していた西川佳克氏考案の「にしかわ体操」を採用。手や指を動かすことで脳を刺激し、下半身や体幹を鍛える。
「認知機能チェックプログラム」では東京都総合老人研究所(現・東京都健康長寿医療センター研究所)と筑波大学開発による「ファイブ・コグ検査」を受けることが可能。この検査を受けることで、認知症の前段階である軽度認知障がいの兆候を発見することにもつながるという。
(画像はプレスリリースより)

ヒューマンライフケア独自の「認知症予防プログラム」を1月からスタートします。
https://human-lifecare.jp/news/2017/