介護士不足などが深刻化し、高齢者の転倒事故などへの対応力が低下
mtes Neural Networks株式会社は、AIカメラを使って人の転倒を検知できる「ヤモリン転倒検知システム」を開発し2020年6月から販売を開始すると発表した。
少子高齢化が進展し、介護士などの人手不足が深刻化するに伴い、介護や福祉施設では、高齢入居者の転倒事故などへの対応力が低下している。
このような中、同社は、医療や介護施設などで起きる高齢者の転倒事故を直ちに検知することが可能となる同システムを開発した。
また、東京都あきる野市に所在する介護付き有料老人ホーム「あきる野翔裕館」にAIカメラ4台を導入し、6月5日から実証試験を始めた。
転倒検知システムの概要
同システムでは、画像分析機能を備えたAIカメラが、差分分析と重心ベクトルで人の動き(動画)をスクリーニングし、骨格の動きで転倒などの姿勢を評価する。撮影された動画は常に20秒間に録画され、スクリーニングした映像だけを端末に送信し、LINEやSlackにプッシュ通知でアラートを配信する。
また、緊急ランプ・緊急ボタン・各種センサー(温度・湿度、ドア開閉など)や、サーモグラフィーカメラなどを追加できる。
(画像はプレスリリースより)

mtes Neural Networks プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000059875.html