国立長寿医療研究センターが無料アプリをリリース
国立長寿医療研究センターは6月5日、高齢者の活動を促し、介護予防へとつなげる無料スマートフォンアプリ「オンライン通いの場アプリケーション」をリリースすると発表した。
コロナウイルス感染拡大の影響で、高齢者の外出や交流の機会が減少している。これによつて懸念されるのが、活動量の減少による、要介護や認知症リスクの増大である。
リスクを軽減させるために、スマートフォンを活用しながら手軽に運動や脳活動が管理できるアプリとして、「オンライン通いの場アプリケーション」が開発された。
外出を促すほか自宅で脳トレも
「オンライン通いの場アプリケーション」では、外出を促すための“散歩コースの自動作成”、“お出かけポイントの付与”、“活動量の見える化”などの機能を備え、外出を通じて身体活動を増やすよう工夫されている。
また自宅で手軽にできる活動として、認知症予防を目的としたコグニサイズの画像配信や脳活性化ゲームなども搭載した。
アプリの配信は準備が整い次第、まずはAndroid版を、続けてiOS版をリリースする予定だ。また、今秋10月までに機能を追加した第2次リリースを行い、内容をより充実させるという。
(画像は国立長寿医療研究センターのホームページより)

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターのプレスリリース
https://www.ncgg.go.jp/cgss/news/20200605.html