正しい知識とケアの方法で高齢者を守る
東京都は、6月26日、高齢者施設における感染予防をサポートするため、現場でのケアを担う介護職員向けに「新型コロナウイルス感染症対策動画」を作成したことを発表した。
動画の概要
高齢者が新型コロナウイルスに感染すると重症化してしまうケースが多いといわれている。高齢者施設では日々感染症予防対策を行っているものの、「集団生活のため密集になりやすい」「ケアを行う際は身体的な接触が避けられない」といった特徴がある。
今回作成した動画は、基礎知識1・2、実践編1・2の合わせて4つのチャプター(各5~10分、全編約30分)で構成。
感染症の専門家による監修のもと、ウイルスの特徴や症状など新型コロナウイルスの基礎知識や日頃の予防策、消毒液や個人防護具の正しい使い方、食事や排せつなどのケアの方法、介護業務の注意点をわかりやすく紹介している。
ケアに関する様々なシーンで活用可能
都は、これら4種類の動画を6月29日午後2時より、東京都公式チャンネル「東京動画」及び福祉保健局ホームページに掲載するほか、動画の理解をより深めるための教材を7月中に福祉保健局ホームページに掲載する予定。
各施設での職員研修や実際に感染が疑われる人が発生した場合など、様々な場面で活用してもらいたいとしている。
(画像は東京都のホームページより)

東京都 プレスリリース
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