エムスリーとソニー 遠隔面会システムを無償貸与 面会制限実施の施設に

インターネットを利用した医療関連サービスの提供を行っているエムスリー株式会社は7月6日、ソニー株式会社と共に、新型コロナウイルスの感染対策として面会制限が行われている医療・介護施設に対し、遠隔面会システムの提供を開始すると発表した。

まず、患者家族との面会制限が行われている医療・介護施設に、計1000台が6か月間無償提供される。その後、利用の継続を希望する施設には、有償での提供も行われる予定となっている。

ソニーは4月2日に支援ファンド「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を設立。今回の遠隔面会システムの提供は、この支援基金をきっかけに開始した協業を元に実現している。

新型コロナウイルスの感染防止の対策で、全国の医療・介護施設では面会制限が実施された。エムスリーの調査によれば、4月1日の時点で95％の医療機関が新型コロナウイルス対策に伴う面会制限を実施していたという。

また、緊急事態宣言が解除されてからも、何らかの面会制限を実施しているという医療・介護施設は多く、現在も家族などとの自由な面会が難しい状況が続いている。

エムスリーは「病や障がいと共にある方」の願いをかなえるプロジェクト『CaNoW(カナウ)』を昨年9月に開始。家族に会いたい、話したいという患者らの願いをかなえるべく、技術的に支援。遠隔面会システムの実現を主導している。

（画像はプレスリリースより）




ソニーと新型コロナウイルス対策支援で医療・介護施設に遠隔面会システムを提供～6か月間1000台を無償貸与、希望施設には継続提供も～ - エムスリー株式会社
https://corporate.m3.com/