道迷いを発見してメールでお知らせ
認知症による行方不明者の増加が止まらない。警察庁の発表によると、2019年に警察に届け出のあった認知症の行方不明者数は1万7479人。7年連続で過去最高を更新している。
このような状況を踏まえて昭文社ホールディングスは7月13日、「地域で見守る安心感。認知症の方に寄り添う『おかえりQR』」プロジェクトを立ち上げた。
このプロジェクトは、認知症の高齢者などの道迷いを発見してメールで知らせる「おかえりQR」の「ご当地キャラクターデザイン版」を制作し、「認知症の人と家族の会」へ寄贈するために、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて制作費の寄付を募集するというもの。
目標金額は135万円で、募集は9月10日(木)まで。支援者には「おかえりQR」やトートバッグ、ジュートバッグなどのプレゼントが贈られる。
シールを貼るだけで使える手軽さが魅力
「おかえりQR」は、認知症の高齢者や幼い子どもが迷子になった際に、発見者が現在の状況や発見場所を、家族にメールで伝えるサービスである。
専用アプリのインストールが不要で、ステッキなどに貼るだけで簡単に使える。使用料金もかからない。
連絡メールには発見場所の地図が表示されるほか、発見者が撮影した画像を送信する機能も備えている。発見者のメールアドレスなどの個人情報は開示されないので、安心して使用できる。
昭文社ホールディングスは、
少しでも多くの認知症の方とそのご家族の方に、いち早く安心をお届けしたい、という思いから、このたびクラウドファンディングを通じて広く寄付を募集することといたしました
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社 昭文社ホールディングスのプレスリリース
https://www.mapple.co.jp/10985/