「真のパーソン・センタード・ケアを目指して」
7月25日、認知症や認知症ケアの専門家らによる「パーソン・センタード・ケア」についての新刊『認知症の人の主観に迫る』が発売された。
同書には「真のパーソン・センタード・ケアを目指して」という副題がつけられており、四六判で130ページ、出版社は協同医書出版社で、価格は1,650円(税込)である。
著者は認知症介護研究・研修東京センターセンター長で、群馬大学名誉教授、医師の山口晴保氏と、聖徳大学心理・福祉学部心理学科准教授で公認心理師の北村世都氏、まつかげシニアホスピタル副院長で認知症疾患医療センター長、医師の水野裕氏である。
認知症に関わるすべての医療・ケアスタッフに
認知症の人個人を「一人の人」として尊重する「パーソン・センタード・ケア」の理念は『心理的ニーズを満たすことで「その人らしく」暮らせるようにケアすること』である。
「パーソン・センタード・ケア」を目指すには、認知症の人それぞれの主観、気持ちを理解する必要がある。表情や行動、行為といったサインを観察し推測。これを繰り返していくことになる。
新刊では、認知症の人が感じている世界を理解しケアに活かす方法を考える。また、ケアに役立つ共感のあり方を理解。認知症の人の経験を探り、本人の主観に迫る。同書は「パーソン・センタード・ケア」の理解を深めるための1冊となっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

協同医書出版社 - 書籍詳細 - 認知症の人の主観に迫る
http://www.kyodo-isho.co.jp/