楽なことじゃない。だけど、ツラいばかりでもない
認知症の妻を介護していた男性が綴った記録『認知症介護自宅ケア奮闘記 私の知恵と工夫』が出版された。
著者は大手電機メーカーに勤めていた棚橋正夫氏である。新書判で152ページ、価格は800円(税別)となっており、同書の帯には「楽なことじゃない。だけど、ツラいばかりでもない。」とのメッセージが記されている。
奮闘の記録と葛藤と妻への感謝
1936年、神戸に生まれ、京都に育った棚橋正夫氏は、6年間にわたりアルツハイマー型認知症の妻を介護。妻が亡くなるまでの5年間、ブログを毎日欠かさず書き続けている。
どうして認知症なんかになってしまうのか、そんな思いを抱えつつ介護を続け、物をなくす、使えなくなる、物忘れが増えるなど、年月が経つにつれ、変化する妻の症状に直面。介護の経験がなかった棚橋氏は自分なりの工夫で乗り越えたという。
新刊では、異変に気付き、アルツハイマー型認知症と診断された妻とともに闘う決意や、自宅介護の知恵と工夫を紹介。それでも限界を感じホームヘルパーを利用したこと、排泄ケアも限界となり、グループホームへの入所で蘇った妻の笑顔についてなどが綴られている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

認知症介護自宅ケア奮闘記 私の知恵と工夫 - 自費出版の幻冬舎ルネッサンス新社
https://www.gentosha-book.com/products/9784344928886/