高まる転倒予防への取り組み
シャープ株式会社(以下、シャープ)は、4月16日、大阪府堺市および横浜国立大学発ベンチャーのUNTRACKED株式会社(以下、UNTRACKED)の協力のもと日常生活における転倒予防に関する検証を、介護予防啓発を目的とした健康イベントにおいて3回実施することを発表した。
参加者は簡単に転倒リスクの計測が可能
検証は、UNTRACKEDとシャープがUNTRACKEDの立位機能検査装置「StA2BLE(ステイブル)」をベースに共同開発した「転倒予防ソリューション」を活用して実施される。
参加者は指先に測定器を装着し、立ったまま目を閉じた状態で手を振る動作を約1分間行うだけで転倒リスクの計測は終わる。
その後、計測結果に基づく評価レポートやその人それぞれの結果に応じた改善プログラムを作成。参加者はそのプログラムに基づいて自宅で簡単にできるトレーニングに取り組む。計3回のイベントを通じてトレーニングの継続率や転倒リスクの改善率などを確認することで改善プログラムの効果を検証するというものだ。
現在、国内の65歳以上の高齢者において日常生活や職場での転倒・転落などが原因で亡くなる人は交通事故死者数の約5倍と推計される。シャープは今回の取り組みを通じ、高齢化社会の課題の解決につなげたい考えだ。
(画像はプレスリリースより)
シャープ株式会社 プレスリリース
https://corporate.jp.sharp/news/240416-a.html