高齢者ケアの可能性を模索
株式会社オリィ研究所は、7月23日、株式会社仙拓と共に遠隔操作ができる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用した実証実験を、社会福祉法人愛光園が運営する高齢者施設『介護老人保健施設 相生(あいおい)』にてスタートした。
介護現場では人手不足が課題となっており、介護職員が利用者1人1人へ会話する、カウンセリングに時間をかけるといったことが難しくなってきている。
その一方で会話の機会が増加することは高齢者へ良い影響があることもわかっている。
遠隔コミュニケーションを活用
今回の実証実験では、視覚障害を持ち「外出困難者」であるピアカウンセラーがパソコンのスクリーンリーダーを用いて「OriHime」を操作し、高齢者施設『介護老人保健施設 相生』の認知症利用者に対してカウンセリングを行う。
実証実験を開始し現時点において、ピアカウンセラーと同施設の認知症利用者が「OriHime」を通じ、コミュニケーションおよびカウンセリングを行えることがわかってきた。
両社は今後8月末まで、利用者の周辺症状、認知機能、心の変化などを経過観察していくことでより具体的な効果を測定していく予定としている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社オリィ研究所 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000019066.html株式会社オリィ研究所 公式サイト
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