認知症で混乱しがちな「時間」の把握を支援
株式会社ソフトディバイスは10月3日、認知症の人向けのスケジュール管理アプリ「yottey」をリリースしたと発表した。価格は、1アカウントにつき月額300円。
認知症では「時間」や「場所」、「人」の認識が困難になる症状がみられ、特に時間の認識に関する混乱は初期段階から顕著に表れる。ゴミの日や診療日がわからず、日常生活に支障をきたすケースも少なくない。
このような背景から開発されたのが、タブレット端末向けアプリ「yottey」である。
MCI(軽度認知障がい)または認知症初期など、日付や曜日に混乱しやすい高齢者に、情報が伝わりやすい機能やデザインが施されている。
「yottey」の主な特徴
「yottey」の主な特徴は、以下の4点。
1点目は、わかりやすい昼夜表示。時間帯によって背景色が切り替わり、一目で昼夜の違いが判断できる。また、高齢者の生活において重要な「曜日」も認識しやすいよう工夫されている。
2点目は、好みに合わせて変えられる表示機能。利用者の好みや生活スタイルに応じて、表示する情報や予定件数を調整できる。
3点目は、アラーム機能。予定時刻になると音で知らせてくれる。聞き取りやすいチャイム音のほか、家族など身近な人の声を録音して設定することも可能だ。
4点目は、遠隔操作による予定の入力・設定機能。離れた場所からでも操作できるため、スケジュールの入力や設定は、家族など信頼できる人に任せられる。また、予定の通知時に、利用者がアプリを操作したかどうかを確認できるため、離れて暮らす家族の見守りにも役立つだろう。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ソフトディバイスのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000122731.htmlyottey(ヨッティ)| スケジュール管理を支援する日めくりカレンダーアプリ
https://yottey.softdevice.co.jp/