エッセンシャルワーカーと一般会社員が回答
株式会社マイナビは、「エッセンシャルワーカー(看護・介護・保育)に関する調査」を行い、2024年10月8日に結果を発表した。
2022年以前から現在まで同じ職種として働いているエッセンシャルワーカー(看護・介護・保育職)から各300件、一般会社員から600件の有効回答数を得ている。
「ベースアップがあった」20%未満
それぞれの働き手に、会社がすべての従業員の給与に対し一律で上がるベースアップを、直近1年間で行ったか聞いたところ、「ベースアップがあった」回答はエッセンシャルワーカー全体で平均15.9%、一般会社員は18.5%であった。
金額は、一般会社員が平均で17,689円、看護・介護・保育職全体の平均は6,831円だ。満足度は一般会社員が56.0点であるのに対し、エッセンシャルワーカーは金額の上がり幅が低いことから49.4点と下がっている。
また自分の働きに見合うと思う年収額は、どの働き手も500万円台と同水準だが、エッセンシャルワーカーの現実の年収額は130万円以上低く、また一般会社員に比べて70万円低い結果となった。
エッセンシャルワーカーの「やりがい」60%以上
レポートでは、命を預かる責任の重さや、労働力不足による業務負荷などへの対価に不満を感じているのではないかと考察している。
一方で、やりがいを「とても/やや感じている」割合はエッセンシャルワーカーは65.9%、一般会社員の47.0%と比べると高く、特に看護・保育職を志す人は10代のうちから目指す傾向にある。
(画像はプレスリリースより)
株式会社マイナビのプレスリリース
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