当事者だからこそ語れるエピソードも
マンガ家の尼子騒兵衛さんによる新刊『患者と家族のための マンガで学ぶ脳卒中』が創元社より発売された。A5判並製、176ページ、定価は1,540円(税込)である。
尼子さんはNHKで放送されたアニメ作品『忍たま乱太郎』の原作者として知られ、2019年1月に脳梗塞を発症。新刊は尼子さんが第一線で活躍する医師やメディカルソーシャルワーカーから、脳卒中のことを学ぶ構成になっており、同書の監修及び講義は、公益社団法人日本脳卒中協会が担当している。
マンガで楽しみながら脳卒中を学ぼう
女性マンガ家の尼子騒兵衛さんによる『落第忍者乱太郎』は、1986年から朝日小学生新聞にて連載が開始され、1993年に『落第忍者乱太郎』を原作とするアニメ『忍たま乱太郎』の放送が開始し、単行本の発行部数が940万部にもなるなど、国民的な人気マンガ家となった。
新刊は尼子さんにとってのマンガ本復活第1号作品であり、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の総称である脳卒中について楽しみながら学べる1冊である。脳卒中とはどういう病気なのか、その予防と発症時のサイン、治療と入院生活、後遺症とリハビリなどをマンガにより解説される。
また、再発予防、退院と社会復帰についても解説。さらに、まとめページの二次元コードにより、A4サイズでプリントできるようになっている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

書籍詳細 - 患者と家族のための マンガで学ぶ脳卒中 - 創元社
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4957