「科学的介護」を支援するシステムを開発
三菱電機ITソリューションズ株式会社は、1月25日、介護AI記録分析ツール「けあらぽ」の販売を開始した。
介護施設では、利用者に適切な介護を実践することが求められる。「けあらぽ」を導入することは介護施設・介護職員・利用者にメリットをもたらすと同社は期待を寄せる。
利用者の状態を簡単に把握可能
「けあらぽ」は、介護施設で日々の介護記録のデータを分析し利用者の状態を見える化することでエビデンスに基づいたケアプランを立案できるうえ、利用者の状態を確認することでケアの質の向上につなげるツールだ。
具体的に、テキストマイニング(AI)で日々の介護記録を分析し利用者の状態をバーセルインデックス値(BI値)に変換するほか、利用者の状態をグラフ化し介護記録を見える化する。
また、科学的介護情報システム(LIFE)で提供が求められている「BI値」を提出する際に「けあらぽ」で分析した値をエビデンスの1つとして活用することも可能だ。
さらに、同社が「けあらぽ」に先立って開発・販売した、誰でも簡単に統一化された介護記録が書ける「記録NAVI」を使いデータを分析することにより、記録業務の負担軽減と分析精度の向上にもつなげられる。
現在、超高齢社会は社会課題の1つとなっている。同社は今後も介護事業者を、IT技術を用いながらサポートしていく考えである。
※けあらぽ、記録NAVIは、三菱電機ITソリューションズ株式会社の登録商標。
(画像はプレスリリースより)
三菱電機ITソリューションズ株式会社 プレスリリース
https://www.mdsol.co.jp/newsrelease/newsrelease_2264.html