新しいオーラルケアサービスが誕生
ライオン株式会社は、7月11日、デイサービスの口腔機能向上加算取得をサポートするサービス『D-サポ』の提供をスタートした。
厚生労働省は口腔衛生管理や栄養ケア・マネジメントの強化を促しており、デイサービス向けには「口腔機能向上加算」を設定している。しかし、デイサービス経営者からは「口腔ケアに詳しい職員がいない」「何をすればいいかわからない」といった声が上げられている。
介護期の前向きな予防歯科習慣づくりを支援
『D-サポ』は、歯科衛生士が定期的にデイサービスを訪問してアセスメント・ケア、保健指導など施設で働く看護職員を技術的に支援するほか、介護保険の「口腔機能向上加算」の取得をサポートすることで利用者である高齢者の口の健康維持と改善に向けた習慣づくりに貢献するサービスだ。
具体的には加算取得に必要な情報を管理できるシステムや3か月に1度の頻度で「お口の健康レポート」を提供する。また、施設職員向け教育コンテンツとして口腔ケアの方法や、口腔機能訓練の方法をわかりやすく説明した動画を用意した。
なお、『D-サポ』には大阪歯科大学 糸田 昌隆教授監修のメソッドが取り入れられており、歯科学的観点とデイサービスでの使いやすさを両立するものと位置付けられている。
同社ではまず2023年は東京都近郊の数施設限定で『D-サポ』の展開を予定。将来的には利用者、デイサービス事業者の双方に役立つサービスとして拡大展開を目指す考えだ。
(画像はプレスリリースより)

ライオン株式会社 プレスリリース
https://www.lion.co.jp/ja/news/2023/4335