各専門職にも家族介護者にも
認知症という疾患の基礎知識や、使える制度、サービスなどをわかりやすく解説している新刊『図解でわかる認知症の知識と制度・サービス』が中央法規出版から発売された。B5変判並製、202ページ、価格は2,420円(税込)となっている。
編著者は脳神経内科専門医、認知症専門医、認知症サポート医で、脳と心の石原クリニック院長、認知症の診断と診断後支援、パーソン・センタード・ケアが専門の石原哲郎氏である。
82項目を見開きで図解 基本的な知識を1冊に
脳の機能が低下し、日常生活に影響を与える病気を総称して認知症と呼んでいる。高齢者に多く、性別では女性に多い傾向がある。記憶力や判断力、思考力が低下し、言語能力、視空間認知能力が低下することもある。
認知症の治療に関する入門書や、制度、サービスのそれぞれについて解説する書籍は多いが、それら全てを網羅している入門書は少ない。石原氏はこの新刊を著した理由について「認知症の人や家族が地域で暮らすためには、だれとどうやってつながるのがよいのか」を教わることができなかったからだと語っている。
認知症にまつわる全体像を見渡せるように、各項目を見開き2ページに収め、図解とイラストでわかりやすくまとめられており、疾患とその症状、診察(検査)・診断・治療、支える人たち、制度・サービス、ケアの実践、キーワードで学ぶ認知症とケアが掲載されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

図解でわかる認知症の知識と制度・サービス - 中央法規オンラインショップe-books
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